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新規レビュー 2019.03.10
レビュー更新 2019.05.11
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
タイトルでオチているが本当に買う価値はない。
何故ならば、これは未完成品かつ投げ出した作品であるからだ。
利点と言えばさーくる亀のRPGであるという事(お馴染みのエロRPGシステムと尚たかみ絵)くらいである。
致命的なことはいくつもあるが目立つものを列挙していく。
まずは圧倒的なボリューム不足。
1400円台でシーン回想は僅か10個。その内の5個は事後の心象。言い訳できないレベルで少ない。
しかもいくつか回想に追加されないイベントまである始末。ふざけてんのか。
次にテストプレイなどまずしてないであろうとも言えるシステムの不安定さ。
ただ不安定というだけではない。このゲームは技を覚えれば覚えるほど動作が重くなっていくのだ。
「重くなると言ってもたかだかRPGツクールの範囲内だろう?」と思っている方、舐めてはいけない。
本作は2015年発売であるが、当時のミドル~ハイエンドクラスのPCですら悲鳴をあげるレベルで重くなるのだ。
酷い時には一つの戦闘が始まるまでの読み込み時間に30秒以上かかる。初期PS並の読み込みレベルだ。こんなところでFF7の再現とかいらねーから!
さーくる亀はこれを未完成品ということを承知で販売し、しかしそれを補填する形でコツコツ追加をすると言っておきながら、2019年3月現在までエロの追加は一切ない。
お約束を守りましたよと言わんばかりのクッソどうでもいいバグを数個直した後はノータッチである。
こういったさーくる亀の言動は本作以前にもちょくちょく見られたが、本作でそれが如実に顕になった。
それにも一騒動あったが流石にそこまでいくとレビューとは完璧に逸脱してしまうので控えておく。
まぁ、他にもDMM(現FANZA)では一時販売停止を食らう等、「そういった」話題には事欠かない。
本作の公式DLsiteレビューでは怒りを押し殺したかのようなレビューが散見される。余程に買って後悔し、無念であったのだろう。かく言う筆者もその一人である。あそこ否定的なレビューは載せねーからホンっと苛ついて仕方ねえわ。
個人的かつエロ同人レビューから少々脱線してしまうが、さーくる亀は本作で色々終わったのではないかと思われる。
現在でも細々と制作は続けているが、数作前のパラレルファンタジーIF+Ver2.2dがピークではないだろうか。
怖いもの見たさに1400を支払えるというのなら購入してもいいだろう。
または、さーくる亀の大ファン……狂信者とも言えるレベルの方々くらいにしかオススメできない。
それらを考慮しても1400円という金額はもっと他に使ったほうが有意義だとも書いておくが。
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