これがGirls forMディビ…

創刊当初よりハードなドMさんの為の雑誌であったGirls forM掲載作で構成されたディビ氏の単行本。
元よりドM、おねショタ、尻責めを作家性とする方なだけに、水を得た魚のように筆がノっている。
ただしその筆がノっているために、おっぱいやマンコよりショタチンポやアナルがイジメられる様が描かれまくるという、女体よりイジメられる男体の方に力が入っている作品となっている。
女性は相変わらず指や言葉責めにかなり力が入っている感じだが、「ご褒美はおしりに」では、男がどれだけ快感にあえいでいるのかを独白するシーンが有るのだが、ここも官能小説並みに気合いが入っていて、元より絵より文に力を入れる方でも有るのだが、男の独白にはちょっと新境地を感じた。

舞台的にはファンタジー、虜囚、病院等それなりにジャンルは広いのだが、ストーリーは徹底してショタがお姉さんにアナルやチンポをイジメられて、トロ顔で泣きながら射精させられる物となっていて、最早様式美の風格さえ感じる。
射精管理、ふたなり・ペニバンでのアナルファック、ところてん、足コキ、くすぐり、スパンキング等責めのバリエーションも広いのだが、S側が優しいというか甘くてらぶらぶな上で支配している感じのシチュが多いのだが、浮気していたショタを引っぱたく場面も有ったり厳しい支配者的なSも描かれていて、この辺は掲載紙の違いか、少なくともGirls forMらしい感じを受けた。

ちゃんと射精まで描かれていたり、玉つぶしに至るまで激しいM内容は無く、Girls forMの単行本としては比較的ソフトで甘いが、それでも一般的なソフトMエロ漫画に比べるとハードな内容となっていて、M漫画としてはやはり激しめ。
通常のM漫画ではやや物足りなさを感じるが、Girls forM本誌では激しすぎる方にはお勧め。