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新規レビュー 2019.07.30
レビュー更新 2019.07.30
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
発想の勝利とも言える作品。
主人公が関所の番人となって通行許可にかこつけてセクハラをかますアドベンチャーゲーム。
なお、ゲームエンジンはいわゆるウディタである。
クドいようだが実に発想が素晴らしいゲームである。
ありそうでなかった……いや、古今東西探せばひょっとしたらあるのかも知れないが、発売された2019年では実に斬新すぎるゲームシステムである。
番人となって武器の所持検査と言いながら、男女問わずセクハラしまくった挙げ句挿入するというこのどうしようもないシチュエーションは中々癖になるものがある。念の為にもう一度言うが、男にも挿入できるのである。
故に、あえて言うならフレーバー……雰囲気を楽しむゲームという形になるだろう。
CG自体は限りなく少ない。ぶっちゃけイベントCG等は3~4枚しかない。
ぶっちゃけた話、秀逸なゲームシステムと立ち絵エロ(立ち絵に手やチ○ポが出現して簡易アニメする)がメインである。
それで1200円強であるのはぶっちゃけた話、コストパフォーマンスという観点で見れば悪いと言わざるを得ない。
しかし、それを帳消しにするこのゲームシステムがこのゲームにはあるのだ。
実際サンプルを見てもわかるが、素晴らしい絵柄とは到底言えないシロモノである。
にもかかわらず、どういうわけか15000を超える売上を叩き出している。それはサクラでもなんでもない現実であり事実なのだ。
難点としてはやはり絵柄とボリュームの少なさだろうか。
再三クドいようだが、ゲームシステムが秀逸とは言っても、このCGの少なさは立ち絵エロを含めて如何ともし難いものがある。
また、ゲーム開始から全裸剥きかつ挿入可能なボディタッチを行えるまでの期間が長いのがネック。
一応関所としての仕事……通していいのか悪いのか、その判断とチェックはかなり面倒であり、なおかつ時間制限もあるため、間違えたり手を抜いたりするとシナリオを進めるに必要な評価点が下がるのだ。
要するにシナリオの目的そっちのけでシステムエロに即没頭!というプレイは出来ないのである。
焦らし(ゲームの世界観に没入できるまでの強制プレイ)がシコリに結びつくのはわかるのだが、正直ここらへんはかったるかったとしか言いようがない。
なので、もし購入した方は最初はキッチリ仕事をすることをオススメする。パンツを下ろすのはまだ先だ。
ちなみに、真面目にプレイして評価点を稼ぐ場合は、チェック時の左下にある会話速度をノーウェイトにすることをオススメする。
難点で色々と記述したが、後半になるとエロステータスが表示できるアイテムの購入や、落書きアイテム等も入手できるので、どうか折れずにプレイしてみて欲しい。
回想(エロシーン3個)もあるが、これはノーコメントで。なにせ数が数だ。
しかし、サンドボックスという許可のシミュレートが可能になるモードがある。
どちらもクリア後に開放することができるので頑張ってもらいたい。ルーチンワークが酷いが、時間をかければ誰でもクリアできるシロモノだ。
かなり歪なレーダーチャートであるが、総合評価は4としたい。
百均に採用されたアイディア商品のような作品だが、実に面白いとしか言いようがないからだ。
もっとも、どんなにシステムが良くとも「この絵柄じゃ無理」という方にはどうしようもないが……
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