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新規レビュー 2019.03.16
レビュー更新 2019.05.10
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
記憶と力を失った魔王が、従者と共にその力を取り戻すため、デモンナッツというアイテムを買うために奔走するシミュレーション。
シミュレーションではあるが、稼ぐ要素、消費する要素は限られており、またゲームオーバーもどうやらなく、全体的には至ってシンプル。
UIに関しては綺麗にまとまっており、一画面にすべての要素が詰まっている。それでありながら狭苦しい感覚を覚えないのは、シンプルなゲーム性故だろう。
進め方としては、女性に話しかけたり、稼いだり、貢いだりすることで好感度、えっちコマンドでえっち度をひたすら稼ぐ。
好感度、えっち度が最大になるとシナリオや回想が進行し、次の上限が開放される。
しかし、シンプルな為に単調な作業を強いられる。本作のヒロイン4人に対し、同様の行動をひたすら続けるため、純粋なゲームとしての面白さには欠けている。
また、収支バランスは、収入と支出では基本的に収入の方が高く、序盤に気を付けていればカツカツにはならない。この部分もシミュレーションとしての考える楽しさを薄くしている要因と考えられる。
しかし、ヌキゲーとしては、シンプル故に、新しい回想が素早く入手できるし、一本道なので取りこぼさない。
たまにある「ゲームとしての出来はいいが、エロシーンが遠くて結局抜けない」「分岐がわからずエロシーンが回収できない」という問題は皆無。
サクサクと進むため、ヌキたいのにヌケなくてイライラしない。
回想はいつでも日記から確認できる為、途中でも回想でヌくことができる。
肝心のエロシーンは、強引イチャラブ(?)とされている通り、強引というには無理やり感は少ない。
むしろイチャラブ成分が強く、特に後半になると顕著になってくる。強引さはほぼ引っ込む。
しかし、お互いに好きなのではなく、主人公がアプローチをかけ、次第にえっちに溺れていくのがメインになる。
また、アナル挿入、ボテ腹もあるので苦手な人は注意が必要。
シーンの数は一人あたり17~19シーン。もちろん使いまわしシーンもあるが、それでも十分に多い。
また、えっちコマンドを選択した際、セリフ付きのエロのワンシーン(1クリックH)が表示される。これもまた回想で確認ができる。
総評としては、「ヌキゲーとしては素晴らしいが、シミュレーションゲーとしては微妙」と言った所。
この作品をゲームとして楽しもうと購入すると、その単調さやゲームボリュームにがっかりするかもしれない。
しかし、このゲームをヌキゲーとして買うのなら、そのサクサクとしたプレイと、怒涛の如く押し寄せるエロシーンの連続によって、いつの間にか絞り取られていることだろう。
追伸
このレビューサイトでは、星の数を設定できるようになっているが、本作を「シミュレーション」としてみるか、「ヌキゲー」としてみるかで大幅に評価が変わってくる。
例えばボリュームの項目は、「ゲームとしてのボリュームの評価」は低くなるが、「ヌキゲーとしてのボリュームの評価」は高くなる。
本レビューにおいては、星の数は「ヌキゲー」としてみた場合の評価とさせて頂く旨、ご了承頂きたい。
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