どこへ行っていたンだッ幼心の君にッッ 俺達はゾンビ姦を待っていたッッッ

「ゾンビ姦とかないわ」と思った人、またも待って欲しい。
筆者は同サークルの同シリーズもレビューしており、そちらでも述べたのだが、別段この作品はグロいというものではない。あえて言うならばこれは無反応系に当たるのだ。肌の色は悪いが、そこは異種姦とかそのへんのものと思えばいい。

さて、カテゴリーはロールプレイングとなっているが、正確にはアクションロールプレイング…古い作品になるが、2D時代のゼルダの伝説や聖剣伝説などが非常に近いだろう。
システムとしては、敵女モンスターや敵女ゾンビを倒して犯すという方向性を主軸に、ダンジョンの様々な古典的ギミックの解除、イベントキャラの救出、囚われの聖女の無傷奪還が目的となる。

エロは全てムービーとなっている。ムービーも途切れない。
サークルの煽り文句にもあったが、総アニメ総本数は3500と言うだけあり、数が多い。
そしてそれ以上に挿入アニメがスムーズであり、シリーズ最高の出来と言っても過言ではない。
基本的なプレイは緊縛陵辱、ゾンビ姦、奴隷扱い、壁尻、状態異常（石化、凍結、ボテ腹）等になる。
体位は基本的に使いまわしだが、イベントキャラは専用と言ってもいい体位が存在する。
また、女モンスターも存在する。

難点は使い回しもシリーズ最高ということ。
このサークルのこのシリーズをプレイしている方ならご存知だろうが、基本的に体位に数はなく、シチュエーションや状態でかなり水増しされている。そしてそれは本作もそうであり、基本体位は正常位、騎乗位、バック、それに前に挿れるか後ろに挿れるかである。それにシチュエーションも加わる形となる。
それに加えて、今回は女キャラの体型も同じだということである。一言で言えばハンコのそれ。
過去作も使い回しがあったとは言え、体型自体は3～4個はあったというのに本作は1個のみ。これは酷い。
何が言いたいかと言えば「煽り文句を言葉通り受け取ると肩透かしを食らうよ」ということである。
なので、実質的にコストパフォーマンス自体は並～良の中間である。
イラストの出来はともかくムービーの出来で言えばクオリティの高い作品、と言ってもいいが。

また、ダンジョンマップが広いのもまた難点である。
マップが暗い上に似たようなパーツで構成されているため、わかりやすい目印になるものがない。また、マッピングをしてくれるようなアイテムも存在しない。更に進行にはダンジョンギミックを解いて、あっちへ行ったりこっちへ行ったりとすると本当にイライラしてくるのである。これには女ゾンビを倒したら然る後に犯して、セックスマーカーとして目印にするのが良い。

難点を長々と書いたが、ジャンルとしては唯一無二である。
一応ゾンビ姦自体はニッチながらも存在するが、どれもこれもただ肌の色を変えただけのゾンビでもなんでも無いシロモノばかりだからだ。
確かにゾンビに寄せると途端にグロくなって使い物にならなくなるが、その塩梅が丁度いいのがこのサークルである。なればこそやはりこの作品はオススメしたいところである。