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新規レビュー 2019.03.01
レビュー更新 2019.05.10
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
頭上の吹き出しアイコンで感情を表現する無言系主人公のソーシ(名前変更可)
主人公は彼に想いを寄せていそうな匂いを漂わせるヒロインのユユナが金髪の男を追って裏路地に入っていくところを丁度目撃してしまう。
彼を慕う童貞の後輩と主に乗り込むと、無謀にも怪しい館に単身で乗り込もうとする親づての友達の金髪を止めようとしたのだとユユナは説明する。
乗り込むと言って聞かない金髪の身を案じた三人は全員で館に乗り込むことを決意する。そしてお約束と言わんばかりに扉はロックされ幽閉される四人。
果たしてユユナ達は「無事」に脱出できるのか・・・?
ヒロインからの名前や呼称の変更。幅が広すぎるユユナの性遍歴エディット機能。
そして繰り返されるNTRの匂わせ演出・・・
脱出ゲーながら定期的にチンポおっ勃てながら無限に再プレイできる果てしない遊びの幅の広さを体験せずにいるのは人生の損失であろう事は確かだ。
~ストーリー~
閉じ込められた四人は別れて脱出の手がかりを探し回ります。
主人公も基本一人で、時には出会わした仲間と謎を解いたり、時には皆で息抜きして物語を勧めていきます。
NTRゲーですが、いわゆる修羅場は無く注意深くプレイヤーが観察することでNTR要素を拾える作りになってるので
主人公視点ではNTRに気づけていないシーンも多いのでは無いでしょうか。
エンディングは7つまで確認できてます。
・トゥルーはユユナと結ばれるED
・ノーマルはユユナのNTRを匂わせないED
・他は主人公を思いながらもNTR継続やエロ配信者になるなど堕落しきった内容
~おかずにつかえるか~
まずこのゲームの最大の特徴としてNTRの演出の特殊性があります。
なんとこのゲームではHシーンを最初の状態では直接再生してくれないのです。
・ラウンジでお茶してる金髪とユユナ。入室せずに声を掛けずにいるとしばらくしたら・・・
・一つのタンスを念入りに調べているユユナ・・・
・金髪と談笑しながらテレビを見ているユユナ。番組を見終える前に部屋を発つと・・・
・後輩とソファーで漫画を読んでいるユユナ。主人公が部屋を発つと・・・
・トイレから出てきた後輩。入れ替わりでトイレを使おうとするがユユナが使用中のようだ・・・
・シャワーを浴びているユユナに声をかけた主人公。何やら慌てふためいた様子だが・・・
・一足先にプールから上がった金髪とひと泳ぎした後上がったユユナ。主人公も遅れて更衣室へ向かうが・・・
・後輩とユユナを置いて先にプールから上がる主人公と金髪。なかなか戻ってこない二人の様子を見に行くと・・・
・倉庫の奥から大きい物音が聞こえたが・・・
・書庫で調べ物をしていた金髪とユユナ。不自然な緊張感が張り詰めているが・・・
・厨房で後輩が向かいの大テーブル越しに何やらバタバタしているが・・・
・更衣室でユユナに遭遇した主人公。カーテンから首を出して応対してくるが何やらバタバタしているようだ・・・
・隠し部屋に入ったら閉じ込められてしまった主人公。そこへ金髪とユユナの声が聞こえてくるが・・・
・ワインの貯蔵庫に集まった四人。主人公はほろ酔い状態になり、ついうたた寝してしまう・・・
・自室で少し休憩した主人公。金髪の部屋に様子を見に行くが・・・
・翌朝ユユナの部屋からすごく元気に飛び出してきた後輩。ユユナの様子を見に部屋に入るが・・・
こういったHイベが多くの場合エリアチェンジ毎にランダムで何回も発生します。
不穏な雰囲気を感じ取ったらその場でメニューを開いてみてください。なんとヒロインの状態に応じてメニューの立ち絵がグッショグショの非れもない姿へなっていき、各経験数も増加するのです。
こうして主人公視点では感知しようもないHイベをプレイヤーは「察知」することができます。
ただし、ユユナが処女の内は一部のイベ以外は発生せず、それらの妨害に失敗することで処女を喪失していきます。
また、とあるイベでユユナのNTRを直接目撃してしまうと以降不審な状況で主人公が覗きを選択することもできるようになり、ここでようやくHイベが再生されるようになります。
直接覗くだけでなく、監視カメラの記録を通した覗きもありました。
メニューを開くと立ち絵と一緒に「秘密の数字」と称したエロステータスがあり、
・経験人数
・総経験、悪戯、前戯、本番回数
・口内、体外、膣内、アナル射精回数
・援助交際、筆下ろし、枕営業数
・絶頂回数
更に下には「秘密の体験談」なるものがあり、現在の私生活での異性関係が綴られています。
オープニングでいくつかの質問を答えることで上記のステが変化します。
処女以外は大変な性の乱れっぷりです。エロステが尽く3桁など。
他にも「開発度」という項目もあり、こちらは秘密の体験談と違いゲーム中の性経験でも段階が進行していきます。
~イラスト&グラフィック~
設定で特殊演出ありにすることでカメラのノイズが乗ったりレンズ越しに湯気が出たり、遠くの物陰から覗いてるのを体感できる遠近感など
覗いてる感を最大演出できる工夫がなされています。
また、これらは顔がうまく隠れるようになってて背徳感もアップしています。
ただ全体的に淡い塗りなのが事エロCGにおいては下品さが足りなくなるのは否めない。
~ボリューム~
回想の項目は23個。
脱出ゲーということもあり答えを把握した2周目などは、真っ直ぐ進むことですばやくエンディングにたどり着けるのでED集めの周回のストレスは少なめです。
謎解きもノーヒントで十分クリアできる難易度でしたが、やはり脱出ゲーの常で根気よくマップを調べる必要などはあります。
その点で体感ボリュームの差は個人差が大きめに出るかと思います。
~コストパフォーマンス~
値段は864円と相場を大きく下回る価格帯でとりあえずプレイはしやすい。ボリュームも値段以上はあるはずだ。
ただし、このゲームの肝は上記の特殊すぎるHイベ群と性癖がマッチするのかに懸かってるので、コスパで吟味するのはナンセンスである。
~システム・UI~
まず上記のシステムのおかげで、このゲームは極端にエロステを開いては閉じるゲームとなっています。
そこで必要なエロステと立ち絵を全てメニューのトップに持ってくることでワンボタンで開閉できるようになっており、最適化されていると言えます。
メニューにはヒントの項目があり、最新の謎解きのヒントがいつでもその場で見れるようになっていて詰みにくい。
アイテムメニューも捨てるコマンドは削除されており事故がない。
設定も非常に細かくプレイしやすさや遊びの幅の広さが光る。
・音量調整(BGM、BGS、SE、ME)
・移動速度(3段階)
・常時ダッシュ
・背景色の変更(RGBに加えてデフォ色に戻す、元に戻すの項目も)
・CG特殊演出(再生されるHイベに、より覗いてる感の強いフィルタを掛ける)
・体験談の変更(秘密の体験談を「最後の体験談」に変更可能、直近のHイベの経緯が綴られる)
ゲームを進めていくと回想部屋に入れるようになる。各種イベに対応したマップチップに話しかけてイベを再生するタイプ。
CGのみ回想も選択可。
未開放イベもヒントが記載されており、把握漏れが起きない作り。
ただし、共通セーブがなく該当データで見たイベしか再生できないので回想用のデータを作っておかないと不便。
また立ち絵の回想も完備されているもののエンディングの回想はなぜか未実装。
どこでもできるセーブ&ロード。
~面白さ・楽しさ~
NTRゲーに有りがちな主人公を人格攻撃してくるような描写はなく、あくまでも作者の言う通りライトなNTRゲー。
故に胸糞展開にはブチ当たらずに純粋に彼女らの不審な挙動の真相を思い描くことができることでしょう。
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