着せ替えもある陵辱一本エロRPG

健気な村長が村のために戦うも魔物や守っている村人にぶち犯されるRPG。
基本的な雰囲気は陰鬱、陰惨であり、甘い要素はまったくない正統派陵辱系。
何気にストーリーもそこそこよろしい。

陵辱一本で勝負という点が非常に好感の持てる作品。
明確に言うならば閉鎖空間などで起こる陰湿さも含まれるため、ある意味では鬱もあるのかもしれない。
二次元限定性サディストには中々性癖に刺さる作品だと思われる。
エロステータスも存在し、基本的には村長の状態を表すだけの数値であるものの作品の雰囲気に実にマッチしている。膣と肛門の内圧値まであるとはたまげたなぁ……お前のケツガバガバじゃねえか。

RPGとしての出来もそこそこ良く、やりこみ要素などもある。とは言え、それをこなさなくてはクリアできないというわけでもない。
時間の概念が存在するため、少々面倒に感じることもあるが、エロ目的でプレイしてもそこまで苦痛にはならないだろう。
ただし、フラグを立てないとイベントエロがほぼ発生しないため、そこのクリアは正直なところを言えば面倒と感じるかもしれない。

回想数は25。値段相応だろう。妊娠もあるよ！
戦闘エロも存在し、負けると容赦なくぶち犯される。その上、魔物の巣窟に持っていかれ、そこから逃げ出さなくてはならないというシチュエーションもあるため、エロRPGとしては実に雰囲気の演出が凝っている。
当然、逃げ出している最中に捕まればまた容赦ない輪姦の始まりである。

また、本作の戦闘エロはインパクトのある状況説明ラベルの出現である。
上手い例えが見つからなくて申し訳ないのだが、例えるならば格闘ゲーム『餓狼伝 Breakblow Fist or Twist』の部位破壊演出のそれである。
各身体部位アイコンが左右に表示され、その上に現在どういう事が行われているかが、堂々とした状況演出説明ラベルでドン！と出るのである。出まくるのである。（例：揺れる双丘、二穴貫通　等）
とにかく容赦ない陵辱が繰り広げられているという様子が現れるのである。
エロRPGらしい例えをするなら『MaiDenSnow Eve ～さる前夜祭～』の戦闘エロ解説テキストがそれに近い。

難点は上述したがイベントエロのコンプが中々面倒なのと、戦闘システムが割と独自であるため、脳死プレイは出来ないこと。また、戦闘システムに付随したストーリー攻略もたまに面倒に感じることもあるかもしれない。慣れれば問題ないが、慣れなくてはいけないということは下半身と脳を一時的にでも切り離す必要があるということでもある。
また、絵柄もある意味で癖があるのも難点か？筆者的には問題ないが。

価格は1200円と少し。
戦闘エロの出来も含めるとコストパフォーマンスは良好だろう。
筆者的には割とどうでもいいが着せ替え要素（衣装集めのやりこみ）もある。
『エロRPG』としてはかなりバランスの良い作品だと思われる。絵柄が受け付けないなどの理由でもなければオススメしたい作品である。