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新規レビュー 2019.08.31
レビュー更新 2019.08.31
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
本作は100円作品とは到底思えないようなシナリオとCGのボリュームで同人エロゲ界を賑わせた「モン娘逆レイプRPG」である。いまさら書くレビューではあるが一応作品単体をしっかりとレビューする。
-ストーリーについて
僧である主人公は修行をするべく、師になってくれる人を探して山の中へ入る。だがしかし探す人は見つけられないまま夜になり、Hな妖怪たちに目を付けられてしまう。主人公は自分の貞操と信念を守るべく誘惑を振り切りながら山からの脱出を目指す。そんな作品。
魅力的な出で立ちと妖術を駆使して主人公を骨抜きにしようとする妖怪たちだが、それを振り切り自分の意志を見せつける主人公の姿は妖怪だけではなくプレイヤーの心を熱くさせるものだと感じる。また人間と妖怪、この対立してしまう二つの種族の関係やブレることがないキャラ性や設定などゲームの世界観がしっかり練られていることからエロだけではなく話としての筋や読み応えが上手くできていると感じさせられる。
-ゲーム内容
ゲームの内容としてはRPGツクールを用いたものとなっている。ゲームとしては基本的にフィールドで妖怪から逃げるパート、逃げている最中で捕まったりイベントを進めたりすると始まる戦闘パートの二つで構成されている。所謂シンボルエンカウント式のRPGなわけだが。この合間合間に会話イベントや休憩となるチェックポイントが用意されている感じ。
戦闘パートは「相手を一定距離まで引き離す」ことで勝利として戦闘が終了する仕組み。ストーリー中でもらう「お札」を用いて相手の「口」「手」「足」の3部位をいずれかを縛り、上手く動きを封じることで円滑に逃げることが出来る。逆に距離を詰められると逆レイプまで追い込まれ、体力が0になると敗北Hと共にゲームオーバーとなる。相手の癖や特性を見抜いて有利に戦闘を進められると楽しい。
しかしながら戦闘は敵妖怪に捕まる度に行われるため、この引き離す戦闘をいちいち行わなければならないのが若干煩雑。ワンターンキルが可能なシステムでもないため、避けるにはフィールド上での立ち回りを上手くしなければいけない。ちょっとテンポが悪くなってしまうポイントである。まあ救済アイテムもあるし、次回作で改善はされてるんですけど。
-エロ部分
Hシーンは敗北や選択肢ミスなど「ゲームオーバーを伴う」ものが殆どである。例外は勿論ある。また、回想はクリア後に解放されて負けてなくてもそのシーンを見ることは可能である。ゲーム途中で負けてHシーンを拝むのも良いがskipは出来ずにそのままゲームオーバーのためゲームをササっとクリアしたい人にはちょっと煩わしい点。シナリオが良いゲームなので先に進めたくなる気持ちが強くなるので仕方ないことではある。
CGのクオリティはよく出来ていて、その上基本絵や差分も多めに用意されている。4体の妖怪+αの逆レイプHシーンは別びハードなものではなく、主人公の固い意志も蕩けさせるあまあまスケベなものとなっていてモン娘とかM向けなのはそこまで好きじゃないなーって人でも一見の価値ありである。僕はちょっと抜けてるやまちちちゃんが好きです。おっぱいが大きいのは良いことだ。ちなみにHシーンの時に表示される演出が好きじゃないという声もあって簡略化する機能も追加されている。
また、Hシーンが用意されているキャラクターは
・求婚を求める狐妖怪
・蝙蝠モチーフなデカ乳忍者妖怪
・おっとりふわふわした感じのナメクジ風あかなめ
・露出多めで褐色肌な、のじゃ系人型の鬼
・妖怪より質が悪い人間
が基本となっている。
容姿は同じだが個体が別なモブ狐やモブあかなめもいる。
-まとめ
・人間と妖怪が対立している世界観で行われる王道系の熱いストーリー
・敵から逃げることをテーマにしたシンボルエンカウント式のRPG
・妖怪(モン娘)の逆レイプHが基本のエロシーン
正直100円で大ボリュームというコスパの暴力要素を除いても全然評価できる作品である。
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