非常に歯切れが悪く、スッキリしない。
が、和風ホラーとして見ると
後味の悪さがかえって良い。★4
基本的に使えないが1シーンだけ、
サブヒロインが怪異に襲われた事後のカットがある。
これがエロい。頑張れば十分イける。
R-15作品だが評価して★1
非常にクオリティが高い。★5
長すぎず、短すぎない。
ちょうどよいので★5
イラストのクオリティを考慮すると★5レベル。
しかしゲーム性やシステムまで含めれば★4
まさかの回想無し。
イラストが最高なのに、この仕打ち。★1
ゲームとして見ると改善して欲しい部分もあるが、
全体としては正統派の和風ホラーで、レベルは高い。
きっちりエロさも醸し出しており、
最後まで飽きさせない。★4
とにかくイラストがエロい。
ホラーとしても高水準。
しかしゲーム性と回想が無い点で★4。
R-15の和風エロティックホラーRPG「還道」のレビューです。
美しいイラストから繰り出されるエロは、フェチズム満点。
画力の高さはホラー要素でも存分に活かされ、抜群の雰囲気と臨場感を生み出しています。
R-15なので過激描写を好む人には物足りないでしょうが、エロ×ホラーでは非常に完成度が高い作品です。
親元を離れて一人暮らしを始めた女学生「ココ」。
アパートにはお風呂がなく、近くの銭湯まで通う必要があった。
深夜の銭湯で貸し切り状態を楽しむのも束の間。
帰り道には不穏な空気が漂っていた。
銭湯の番台・ミケさんが言うには、通い始めた客は1週間と経たずに姿を見せなくなるらしい。
帰り道には、一体何が潜んでいるのだろうか・・・。
ゲームは「自室」→「銭湯」→「帰り道」を繰り返すことで進みます。
本作はマルチエンドではありますが、分岐点はエンディング直前にあるので気になるものはすべて調べてOK。
選択肢も特に気にする必要はありません。
銭湯へ出かける前に、自室で「パソコン」「スマホ」「テレビ」のコマンドが使用できます。
後々イベントCGが閲覧できるかどうかに関わるので、積極的に確認しておきましょう。
銭湯では入浴前に脱衣所を探索できます。
調べられる場所は日ごとに変化し内容も変わるので、こちらも積極的に調べるのがオススメ。
体験版で遊べる「壱夜」を除き、帰り道では夜ごとに様々なイベントが発生します。
ヒロインを操作し、無事に家まで帰りましょう。
入浴やストーリー進行のほか、ギミックなどの選択肢で閲覧可能。
R-15作品なので、エロシーンといっても全裸まで。
おま○こまでバッチリ映りますが、直接的な描写はありません。
本作には回想部屋がなく、オートセーブが採用されているので基本的にシーンを見返せない点は注意が必要です。
本作の魅力はホラーとエロ。
エロでは「フェチを突いたイラスト」が、ホラーでは「ムード作りの巧さ」が際立っていると感じました。
本作はイラストのレベルが非常に高く、なんでもないワンカットでもエロさを醸し出してきます。
特にフェチを意識した細かな描写が見られるのが特徴的です。
「日焼け跡」「おっぱいのホクロ」「パンツまで隠れる丈の長いシャツ」など、男心をくすぐる要素をいくつも搭載。
ゲームを遊ぶほどエロいシーンに遭遇できるので、怖くても先へ先へ進めてしまうでしょう。
もう一つの魅力が、和風ホラー特有の「何かが起こりそう」な雰囲気を高いレベルで作り上げていること。
ゲーム序盤から発せられる、弱々しくも明確に存在する恐怖が不安を煽り、ドキドキ感を高めてきます。
こればかりは実際にプレイしないと分からない部分なので、体験版で一度味わってみるとよいでしょう。
効果音が凝っているのも本作の魅力。
湯船の水が「チャプチャプ」と小さく波打つ音や、洗濯機の「ヴォォォ」という駆動音など、再現度が非常に高いです。
細かいところでは、音の発生源に近づくほど効果音が大きく、離れると小さくなるというこだわりも。
たとえば下記の動画、ネコの「ゴロゴロ音」の大きさが距離で変わるのがわかるでしょうか。
こうした「効果音の細かい変化」はイヤホンがないとかなり分かりにくいです。
もともと本作はイヤホンでのプレイが推奨されていますから、普段使わない人もぜひ準備してみましょう。
臨場感がかなり変わります。
クリアして一番最初に抱いた感想は「最後まで遊ばされた」です。
本作ではエロとホラーが「にじみ出る」ように小出しにされます。
飴玉をなめるように少しずつ、少しずつ楽しんでいると、いつの間にかエンディングになった、という感覚でした。
ボリュームは2時間前後と長くありませんが、処女作にも関わらず最後まで惹きつけさせる世界観に仕上げたのは素晴らしいと思います。
後味の悪さを残すあたりも、和風ホラーをよく理解しているなぁ、と感心しました。
非常に完成されたホラーゲームなのは間違いないですが、過激な18禁作品に比べれば描写の物足りなさは否めません。
和風ホラーとしての雰囲気はほぼ完璧ですが、しかし和風ホラーゆえにインパクトが弱め。
エロさも、CGクオリティは高いものの抜くことは考慮されておらず実用性がある描写はほぼありません。
18禁作品に親しんでいる人には、刺さるポイントが少ないでしょう。
まとめると、2時間程度に収められた非常に完成度の高い和風エロホラーゲームです。
エロ好き、ホラー好き、どちらも惹きつける魅力が詰まっています。
ただ、R-15なので18禁作品のような展開を望みすぎないようにだけ注意しましょう。
ちなみに、ゲーム中の画像はwwwフォルダ内のimg→pictureフォルダにある.rpgmvpファイルを下記URLで変換するとpngファイルとして閲覧・保存ができます。
ほかのファイルに比べてサイズが大きいものがイベントCGです。
少々面倒ですが、回想が無いのでこの方法で代用しましょう。