青橋由高人外お姉ちゃんシリーズ第一作

ドラゴンでブラコンなお姉ちゃんの弟になって、ひたすらおでこを撫でられまくってえっちでらぶらぶな日々を過ごすという、メイドは出ないけど青橋由高氏らしいいちゃらぶ物。
舞台はこのお姉ちゃんが祀られている神社とその周辺だけで、狭い世界で単独ヒロインとひたすら甘い日々を過ごすタイプの作品だが、手堅くまとまっている。

まずこのドラゴンお姉ちゃんが可愛いのは青橋作品なので当然なのだが、ドラゴンは光り物や宝玉が大好き→少年のつるつるおでこも大好きという解釈が素晴らしく、おでこ可愛がりされる様が甘ったるくえっちい。
なんかもうハゲのおねショタ好きが読んだら、マジで頭爆発するんじゃないのかってくらい。
このあまあま感は流石に上手いが、少年の成長物としての要素も申し訳程度だが入っており、守られるだけだった少年がお姉ちゃんを守るために立ち上がる姿は読み物としても良し。
エッチ内容はやったら雰囲気が甘ったるいがノーマルな内容が中心、挿絵で見ても分かる立派なおっぱいとしっぽやら、ドラゴンという事で逆鱗prprなどはあるがコスプレっぽい要素としてチャイナドレスとか学生服とかもあるが、メイドは出ない（！？）。
全体的に手堅い作りだが、外している部分は少なく、商業ノベル作品は流石に同人ノベルに比べるとボリュームが多く、その分エロ以外にも文章を割けるのは良い、エロラノベとしては十分買う価値はあるだろう。