1
1
新規レビュー 2019.03.28
レビュー更新 2019.11.05
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
傭兵騎士団の新入りとして主人公が加入して賞金首やらなんやらを相手に、切った張ったの毎日を送っていたら世界の命運が動き出してしまうという感じのストーリーだが、団長にせよ主人公にせよ悲壮感と縁がない連中なので非常に雰囲気が明るく、この辺は若干好みが分かれるかもしれないが、自分的には往年のおちゃらけライトノベルを思い起こさせる内容で面白い。
ただキャラクターは個性豊かなのだが、数が多いためかストーリー上見せ場のあるキャラはメインキャラに偏っている。戦闘に関しては意外なキャラが意外な活躍をする場面も多いのだが、お気に入りキャラが居るだけ状態になる可能性も有るので、そこは若干残念。
もっと各キャラの絡みが見てみたいと思うのだが、逆にそう思えるだけの魅力が出番の少ないキャラにも有るということでもあり、これは何気に評価すべきところかもしれない。
絵は癖がありとにかくムチムチというか匂いフェチ染みたフェティッシュな情念は感じるが、これだけキャラが多いと仕方ないが素材グラと自己グラでかなり画風にムラがあるのは気になる。
とはいえ騎士に侍、魔法使いと様々なキャラの職に合わせたエロいデザインはしっかりしていて(素材グラは主に男キャラ)この辺も情熱を感じるし、エロはサンプルや体験版で拒否反応が出なければ数も多いし自分に合うシーンは有ると思う。
とにかく光るのはボリュームとゲーム部分、購入ページでもこの辺かなり自信をもってPRしているが、実際かなり作りこんでいる。
種が割れるというか勝手の分かった2週目以降は、かなり短縮できたりもするのだが、豊富で楽しい寄り道先に加えユニットそれぞれの個性がしっかり練られていて、縛りプレイもかなり楽しめる。
若干難易度が急上昇する章も有るが、先述した寄り道先が豊富なので、鍛え直すかキャラクターの編成を見直せば十分クリアは可能。
総じて同人のSRPGとしては出来が良く、自分で試行錯誤するのが好きなタイプの人にはかなりおススメできる。
この作品の販売ページへ
この作品の他のレビューを見る