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新規レビュー 2019.04.27
レビュー更新 2019.05.10
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
モニスタラッシュさんのエロトラップダンジョン系作品。
モニスタラッシュさんのこの系統の作品は、他のトラップダンジョンゲーでよくある「主人公を操作してトラップにかかりに行く」ゲームではなく、「トラップを操作して自動で行動する敵キャラ(女)を罠にハメる」形式の作品。
その為、初心者にはなにがなんだかわからず難易度が高い。
しかし、本作では難易度がいくつか設定されており、PRACTICEは非常に楽。罠もかなり自由に配置できるので初心者さんはこの難易度がオススメ。
他には難易度がNORMAL、HARDがあるが、この場合、自分が使えるスキルは増えるが、敵が使えるスキルも増える。
この敵のスキルが非常に厄介なため、割とNORMALでも大変。HARDだと敵が3つのスキルを使い分けてくる上に条件発動なためかどれも強力なので、対策が必要だろう。
ゲーム性は高く、罠の配置を考えるだけで数十分かかってしまうことも。
基本的にはステージの最初で繋げたい罠連鎖を考え出し、そのルートに敵側をハメる形になる。
しかし、意外と自分は詰めが甘かったりするので、うっかり1マス分間違えたりで、そのステージの最初からやり直すこともしばしば。
クイックセーブとクイックロードによって一番最初には戻れるのだが、1手戻すことをノーコストでできない為、結構な手間。
また、モニスタラッシュさんの作品を初めて手に取る人は、メニュー画面がどこにあるのかわからないかもしれない。
トラップ中は右側のシステムを押すとメニューが表示されるが、普通のADVパートなどではマウスを右上の画面縁あたりに持っていくことでメニューが出るので留意しておこう。
プレイ時間は、トラップダンジョン経験者の自分がNORMALで7時間。初心者ならPRACTICEでも10時間、経験者でもHARDならもっとかかるかもしれない。
肝心のエロシーンだが、これが驚くほど少ない。
前作では2キャラ×12シーン+トラップシーン+αと、十分なボリュームがあった。
しかし、今作は5キャラ×2シーン+1と、たったの11シーンしかない。シーンだけ比較しても前作の半分以下である。
全CG枚数で比較すると、70以上あった前作と比較して、今作は21。いくらなんでも減り過ぎである。
また、2シーンとは言っているが、この2シーンは1連の流れで連続して発生する為、人によってはまとめて1シーンと感じるかもしれない。
トラップシーンもほぼなく、スライム池と振り子罠の2種類のみ。どことなくコミカルに描かれてるので、可愛いとは思うがエロくはない。振り子罠がスカっちゃう子可愛い。
値段は前作と据え置きなので、はっきり言ってボリューム不足。シーン1つ1つの描写はしっかりしているのだが。
エロ内容は、刺さる人には刺さる。自分側には竿役になれそうなのがたっぷりいるにも関わらず、誰も挿入しない。つまりノーマルなエロはない。
モニスタラッシュさんでは割といつものことだが、触手、肉体改造、奇形化が入ってくるため、苦手な人は苦手。サンプルで確認を。
とにかくボリューム不足が残念。キャラが多いのもあっただろうが……。
ストーリーはしっかりしている……のだが、次回へ続く。
全ての謎は解けず、またしっかりクリアしても全てが語られない。シーン解放のためにも、最後の敵には1度はどこかで負けなければならないことは念頭に置こう。
しかし設定はしっかりしており、またあくまで「次回へ続く」エンドなため、不可解なままはい終わり、ではなく、次が期待できる。
ただし、囚われたキャラの次は保障されていない。前述のボリューム不足と合わせて、大変勿体ないと思う。
総評としては、ゲームとしては満足、エロゲ―としては残念。
どう考えてもボリュームが不足しすぎている。ゲームボリュームが多いのは救い。
ゲーム自体に興味がなく、キャラで~というのならば、本作ではなく過去作を見てもらうのがいいだろう。
過去作プレイヤーでパズル好きなら買い。自分はNORMALでしかやっていないが、HARDはそれはそれは楽しめるだろう。
ゲーム好きならコストパフォーマンスは高いが、エロ好きならかなりコスパは悪い。
評価では、自分の場合はエロを中心に評価しているため、かなりボリュームの評価ポイントが下がることになった。
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