いつものすぎる青橋由高

なんか人外縛りじゃくて年上縛りらしいのが発覚した、青橋由高氏の「僕ます」シリーズ。
青橋由高作品でメイドというのは確かに鉄板ではあるのだが、このシリーズは人外縛りだと思っていたので意表を突かれた感は有る。
「純白王道」と書いて「ヴィクトリアン」と読ませようとしているが、中身を読んだら「ぽんこつクーデレ」と読みたくなるくらい、ご主人様LOVEで
主人の残り湯に興奮したり、同級生に嫉妬したり、司博物館なる物をこっそり作っていたり、とにかくHIMA絵の表紙から受けるクールな印象が粉微塵に砕けるほど変態なメイドとのいちゃらぶの嵐。
主人の司君もそれなりに出番は有るのだが、完全にエレノアに食われてるくらいメイドの方に筆がノりまくっている。
基本的にはクーデレメイドとショタご主人のイチャラブ物で、周囲がドン引きするくらいのストーカー染みた所業にちょっと困惑しつつも、メイドに負けないくらいメイドが大好きなご主人様は、そんなところも受け入れちゃってメイド妻になるのでした、めでたしめでたし。と言ったところか。

ご奉仕シーンやイチャイチャ部分は書きなれているだけあってエロいし上手いのだが、このエロさを吹き飛ばしかねないエレノアの暴走メイドっぷりにノれるかはちょっと好みが分かれそう。
ただ表紙絵から受けるクールで王道なメイド物という印象を排除して、エロコメのイチャラブ物と思えば十分笑えつつエロくて十分な出来。