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新規レビュー 2019.07.07
レビュー更新 2020.05.01
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
とはいえ、アリスソフトのエロゲーである以上「遊べるエロゲー」であるわけで、遊べるために「ママを狙う間男達からママを守るゲーム」でもあるのである。
こういうコンセプトデザインになる事自体は過去作の人妻ゲーでも良くあったことだが、本作の特徴はとにかくママが主人公を甘やかしてくれて最初から好意MAXな点、そして間男達をある意味返り討ちにしてしまうママの強さである。
前者、最初から好意MAX自体はアリスソフト製では割と珍しい部類、同人では珍しくもない点だが、商業作品という事で義母だが、異常に包容力が有り母性溢れるママというのをしっかり描けている。
しかし後者のママの強さ、これが中々凄いものになっている。
まず間男は数人いるのだが、ママを寝取られてエンディングを迎えると、一部の間男はママの母性に中てられてなんと改心(浄化?)してしまう。
ご都合的ハッピーエンドというわけでもないので、主人公勝利ではないのだが、ママだけは勝利に終わるとでもいうか…あれだけ優しくてエロくて都合のいいママが、家族のためなら計算高い腹黒ママともいえる存在になる展開にはちょっと驚いた。
もちろん完全にバッドエンドと言える存在もあり、すべての間男に勝利できるわけでもないのだが、なんでこの間男にはママが勝てないのか、正直他のエンディング見てるとあんまり納得できない面が有ったりする。
あとサブヒロインは決して悪いキャラではないのだが、ママが濃いせいで正直薄味に感じてならない。
エロさ自体はかなり高い、間男相手も主人公相手もCG枚数は多く、テキストもエロいしシチュエーションも豊富。
寝取られ数を減らせという声はあるかもしれないが、これはこれで一部のシーンはむしろママの魅力を引き上げているので、ママゲーとしては痛し痒しだと思う。
難易度的には結構優しめで、チュートリアル読んでれば割と簡単にママとエンディングを迎えられるはず。
アリスソフトの割には手ごたえはそれほど無いが、ママに甘えるゲームとしてはあんまり難易度上げるのもどうかと思うのでこれで正解だと思う。
総合的にはとにかく母キャラをフィーチャーしたエロゲーだが、「母キャラ」に何を求めるかで若干評価は分かれると思う。
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