色々クッソでけえ旅の王女が盗まれた装備を取り返すまでにエロいことされるRPG。
タイトルが全てと言わざるをえないのだが、デフォルメを利かせたこの絵柄が全てである。
癖があるというよりも癖のみであり、一見さんお断りを全面に出したこの男らしさはある意味素晴らしい。
ゲームエンジンはウディタ。戦闘エロなどは存在せず、エロステータスは存在するがほぼフレーバーと言ってもいい。
斬新なアイディアや流行りのシステムはほぼ存在しない古いタイプのエロRPGである。
このような20年前のコロコロやボンボンに存在しそうな柄柄のエロはある意味レアであり、その年代作品のエロ同人を買い漁るタイプの人間にはなかなかクリティカルだろう。
絵柄以外に性癖もなかなか尖っており、筋肉が存在するのがポイント高め。
これらの癖の強さは「くさや」に通ずるものがあり、その癖がたまらない人にはかなりキマることだろう。
基本的なプレイはセクハラとレイプ。体型は巨乳と筋肉。
回想数は22。ストーリーは一本筋。敗北エロが存在するがクリアすれば敗北エロだけは全開放される。
回想モードに存在する回想以外にもあるのだが、何故か回想モードに実装されていない。
レイプとあるが陰惨さは微塵もなく、なかなかに頭の悪いテキストが流れるだけであるので、そういうプレイが嫌いな人は安心してくれていい。個人的にはここはマイナスポイントであるが。
難点は利点でもある絵柄である。
はっきり言って癖が相当強いので、初見でダメだと思ったら恐らくダメだろう。筆者も最初はそう思った。
また、RPGシステムが如何せん古臭すぎるのもまた問題か。
今日日エロRPGはエロステータスや淫乱度の実装などでエロとRPGを融合して想像力に訴える工夫や、戦闘エロでRPGの世界に没頭させつつエロも味合わせるブチャラティの覚悟のような工夫もない。
ただ、この絵柄のエロのギャップは中々に癖になるものがある。
ただ足を開いているだけのエロというわけではなく、キチンとエロ描写はしているこのギャップは脳細胞を中々いい具合に破壊してくれる。
逆を言えばなんて当たり前のことであるが、この絵柄のエロが見てみたいのならば買うべきだろう。
コスパは悪に近い並。
1400円台で回想数22は正直悪い。
回想未実装も含め、CG数はそこそこあるため実際はそこまで少なくもないのだが……
ちなみに、一度クリアすればおまけファイルのパスワードが発行されるため、それを解凍すれば全てのCGが見られる。
ツボにはまればイラスト&グラフィックは5にまで伸びる。
そんなクセが強すぎるエロRPGもたまにはいいのではないだろうか。