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VJ007545 FLATZ
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新規レビュー 2019.03.03 レビュー更新 2019.05.08
総合評価
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ

一見理不尽だが繊密に計算された超ボリューム横スク探索ACT!クソゲーじゃねぇじゃねぇか・・・

胸が高鳴る思いを抱いた相手が決まって失踪する現象に苛まれていた主人公の美柚。
ある日親友の鯉子に対しても胸が高まってしまうことに気付いた美柚は彼女を守るため自ら命を立つことを決意する。
そこへやってきた魔法生物のユウ。彼は、その高鳴りは魔物に魂を奪われた者を感知する能力だと言う。
美柚は親友の鯉子を助けるためユウの提案に乗り魔法少女となり魔領ブランドルグ城へ乗り込むことに・・・

たくさん用意された武器や魔法。それらを使い分けさせる多彩な性能の敵達。
徐々に追加され行動範囲や爽快感が上がっていく新モーション。適度な難易度の各所に散りばめられた謎解き要素。
一見無理ゲーに見えて死に覚えしつつ頭使って丁寧に行けばギリギリ詰まない非常に高精細なレベルデザインの探索型横スクACT。

・悪魔城のような探索要素に
・ロックマンXやゼロのようなアクションや戦闘要素に
・N64やGBCのゼルダも顔負けな謎解き要素に
・稀に「オワタの大冒険」や「しょぼんのアクション」のような笑える初見殺し
で構成された本ゲーム。楽園魔城リピュアリアが好きな方は超難易度版リピュアリアだと思ってこちらに手を出しても損はしないだろう。


~ストーリー~
ユウに導かれた美柚は魔法使いの法子の元へ。彼女のサポートを受けつつダンジョンを攻略していく。
道中でいろんなサブキャラが登場し、立ちはだかったり時には助けてもらったりしながらダンジョンの謎を解いていきます。
道中では美柚とユウの絡みも度々入り、小ネタも多くてなかなか楽しい。
また道中のセーブポイントで時々日常パートが挟まり、そこにはダンジョンのサブキャラ達も登場。強化アイテムももらえたり。
こちらはシリアスな設定ながら基本全力で笑わせに来る内容になっているので、超難易度ダンジョンで疲弊した心を癒やすのにはちょうどいいものになっている。


~おかずに使えるか~
このゲームのHシーンはなかなか珍しいセルアニメのもので、シーン中常にモーションが設定されています。
また途中でフリーモードに移行し、エロフラのように速度変更したり射精したりして遊べます。
エロシチュとしてはメインストーリーの致命的なネタバレを多分に含んでいるようだったので詳細をふせざるを得ないですが大まかに以下のような分類。
・捉えらてたサブキャラが犯されるシーン
・エンディングで主要キャラのグッドエンド的なHシーン

また回想未収録だが以下のようなシーンも。
・美柚の入浴シーン
・サブキャラを美柚が恫喝してガチ失禁させるシーン。
・ユウがスカートのポケットに押し込まれてパンツがドアップで見えてしまうCG。
・安定の水着イベ

~イラスト&グラフィック~
探索ACTにおいて最も見る時間が長いであろうアクションパート。本ゲームはPSPゲーのような3Dグラフィックで構成されている。
主要キャラたちはもちろん、敵の大半も1~2頭身のデフォルメの強いかわいいモデリングで表現されている。
最近の3Dゲーのようなシェーディングは無いものの、マップのテクスチャーにはよく見ると画質が高いものが使用されており壁面が高精細。
イラストはメーカーFLATのゲームの絵を描いていた己即是空氏。表情に特徴のある可愛い顔。
エッチシーンのセルアニメでも作画は破綻していないが、人手不足故か塗りやコマ数が犠牲になってる感は否めない。


~ボリューム~
Hシーン数は回想にして5枠の基本CG6枚のセルアニメ。本作を語る上で必ず浮上する問題だが、ここだけを見て切り捨てるにはあまりに惜しいゲーム部分のボリューム。
筆者の初回セーブは既に無くしてしまったため具体的な記録を記載できないのが非常に惜しいが、
踏破率100%に数週間を消費、リトライ数にして数百回を記録した模様。
Hシーン数の穴はゲーム部分の圧倒的ボリュームと地味に面白いストーリー部分が補ってあまりあるはず。


~コストパフォーマンス~
お値段3024円。商業ゲーの最廉価帯。
本作は全編モブ込みでフルボイスであることに加えシステムボイスやHシーンのBGVも完備されているのでHシーン数の少なさを鑑みても、
ゲーム部分の圧倒的ボリュームや良曲揃いのサントラ性能で余裕で元は取れる。


~システム・UI~
・マップにして20*25=500エリアもの超大なダンジョンを仕掛けを解いたりボスを倒したりしながら進んでいく。
1エリアも画面に収まりきらずにスクロールする広さ。そこに配置されたいろんな地形や敵がビッシリ配置されています。
エリアは大きく分けて9つあり、それぞれ炎エリア、水エリア、警備エリアといったテーマのあるものになっており、
そこにテーマに沿っていろんな特性を持った雑魚が数種類ずつと中ボス、そしてボスが各エリアに用意されております。
・プレイヤーに用意された攻撃手段としては武器6種類に魔法10種類、それぞれ射程や軌道、運用方法が違う他、
攻撃属性がそれぞれ設定されており、敵にそれぞれ設定された属性耐性の差が非常に大きいこともあって使い分けが重要になってきます。
・主人公にはレベルの概念があり、敵を倒すことで経験値を獲得できます。これをセーブポイントで使用して各種ステータスを選択して強化。
本作では死に戻らされても獲得経験値の半分は保持されるため、ただ時間を浪費では終わらないのは大変素晴らしい。これができてないACTの多さときたら。
・アクション系のスキルはマップ攻略で徐々に入手していくタイプで最序盤こそ歩きのみで、もっさりACTと錯覚させられてしまうが、
すぐ手に入るダッシュを皮切りにドンドンゲーム速度が上がっていきガンヴォルトには及ばずとも所謂レトロゲー群よりは間違いなくハイスピードACTよりに。
・このゲームの批評に操作性に関して言われるものもありますが、それはおそらくパッチ適用前や体験版のバージョンの話で、
移動のスリップやジャンプの慣性がないなどパッチさえ当ててしまえば筆者基準では操作性は普通に高い部類。強いて言えば壁蹴りが他ゲーの例に漏れず制御しにくいくらいか。
・またマップのいたる所に謎解き要素のあるエリアが配置されており、簡単なパズルや論理クイズ、「とんち」などアクションに傾倒しておらず飽きない作り。
もちろん新装備で解けるギミックも多数あるため探索の楽しさが光る。この手の探索ゲーお馴染みの見えない通路に隠されたアイテムもバッチリ完備。
・セーブは特定のエリアでできるタイプで配置されるエリア間はかなり遠い。また序盤~終盤手前まで即死の針や溶岩が多い。
セーブはポイントに入るだけで自動的に行われ、この空間内で回復や装備の強化、回復アイテムの購入も行える。
またこの空間の購入画面に入ることでADVパートに入り、場合によっては装備も手に入るため細かくアクセスするようにしよう。
・メニュー画面はステータスやマップ表示に加え装備・アイテム選択まで一画面に纏められておりアクセス性が非常に高い。そのかわり装備選択に癖がありなれが必要。
マップは現在地やセーブポイントに加え、大まかなエリアごとに色分けされており各エリアのアクセス可否と方向も確認できる作り。
・本作のBGMは作曲家・埼玉最終兵器氏が作曲しており、何度死に戻りさせられようとも良BGMたちがモチベを維持してくれる。
ADV部分は完全に文字と音声のみを再生するための作りでオートやスキップ、セーブやコンフィグなどUIは一切なし。
・タイトルからはコンフィグにアクセスできキーコンフィグに各種音量、画面モードを設定可。
タイトルのおまけ画面から操作説明や回想、サウンドトラックにアクセスでき、特にサントラ機能は良BGM揃いの本作では普通に有用。
回想はサムネから選んで再生するタイプ。説明等はなくアニメのみ再生もなし。
さらにおまけからクリア後にプレイできるスタッフロールやサブキャラを操作できる追加ダンジョンを再挑戦可能。


~面白さ・楽しさ~
まずこのゲームを体験版で判断しようとしているならば、それだけで決めないでください。
製品版のパッチで操作性が激変している他、最初のエリアクリア時の入手スキルでのゲームスピード向上が著しいからです。
敵の攻撃性能を弾幕に頼りすぎている節はあるものの頭を使って丁寧に攻略していく探索ACTの楽しい要素は本作にほぼほぼ凝縮されており、
悪魔城やロックマンXやゼロ、ガンヴォルトやゼルダ好きはおそらく本作を最終的に神ゲー認定できるのではないかと思います。
少なくともリピュアリア好きは必ずプレイしよう。
読者様による本作のRTAやオワタ式動画、お待ちしてナス!


詳しくは下のリンクからチェックしていってね!!!
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総合評価が低いレビューです。厳しい表現があるかもしれません。

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