素直にCG集なら名作だったかもしれない

グラフィックは原作に近く、非常に美麗。ボリュームもそこそこあるしエロい、だがRPGとして考えると問題点が多い。
ゲームバランスを考慮しやすくするためか防具を固定制にしたようで、ボス戦の難易度自体は中々歯応えが有るのだが、リードミーに「序盤、中盤は新しい武器が武器屋などに登場すると、それを購入できるレベルが先へ進む適正レベルくらいに考えてもらって大丈夫です。」と書かれているのだが、コレが異常にしっかり計算式を立てているようで、その頃のレベルに覚える技がボスに有効だったり、しっかり設計し過ぎていて実際はその通りにしないと厳しいと言った方が良い。
全体攻撃の習得の遅さ、逃走確率の低さ、ドロップ品のしょぼさ、装備品の幅の狭さでとにかく序盤のテンポが非常に悪く、雑魚敵のパターンも少なく、全体攻撃を覚えるまでは川原で石を積んでいるような作業感が漂う。
雑魚戦で稼ぎやすくするか、エフェクトカットでもできればもう少しましなのだが、とにかくこちらの技が揃うまでは一々単体攻撃でペシペシ叩いてレベル上げと言う序盤がつらい。
ストーリーは原作の願望充足ご都合主義全開な展開を愛するファンに向いているとは思わないが、それを考慮しなければ悪くない。
エロシーン自体は凌辱もハーレムも沢山あってかなり充実しているのだが、ゲーム部分のデザインに正直かなり不満が残っている。