神から魔王討伐の任を受けて下界に降りた戦乙女のルシーダ
彼女に助けられた盗賊バッツは、その時に負った怪我に付け込んで彼女に詰め寄り、強引に処女と力を奪うことに成功する
性交によって力を返してもらいつつ魔王討伐を成し遂げるため、盗賊と戦乙女の奇妙な旅が始まる……というストーリーの作品
戦闘高速化:〇
どこでもセーブ:〇
回想全開放:×
取り返しのつかないエロシーン:〇
クリア後要素:×
強くてニューゲーム:〇
エンカウント:追尾ありシンボル
雑魚敗北時:その場復帰
ボス敗北時:特定地点へ移動
・ゲーム面
戦闘による経験値取得がなく、宿屋で性交する事でバッツのレベルをルシーダに移せるというシステムが特徴的なRPG
ルシーダは初期レベル5(特定条件で1になる、詳しくは後述)であり、このままでは村周辺の雑魚に勝つのがやっと
戦っても経験を得られないので、適宜バッツが抱くことでレベルを移行して進行する必要がある
しかし、ある程度レベルを上げるために抱き続けているとエンディングに入ってしまう
淫乱度、孕み度、性奴隷度、肉奴隷度と4つのエロステが存在しており、それぞれ対人エロ、魔物エロ、バッツとのエロ、売春で増加する
どの数値も一定数を超えるとエンディングに移行してしまうため、この場合性奴隷度の上げ過ぎによるエンドに入ってしまうのである
淫乱度は7まで上げるとスキルの命令で全裸行動させられるようになり、ある程度故意に上げないとエンド条件を満たせない
孕み度は教会でリセットでき、性奴隷度、肉奴隷度は片方を上げると片方が下がるので、バッツのレベルを下げ過ぎない範囲で調節が可能
バッツのレベルがルシーダのレベルを下回ると、ルシーダが離反してしまいバッドエンドになる
レベルの移行は宿屋で行うため、戦闘による経験値の取得はできない
ゲームとしてはフリーシナリオであり、ラスボス戦までに強制イベントは一切ない
マルチエンドのほかサブシナリオの分岐も多いので、周回前提の設定
必須アイテムは存在しないので、強さが十分ならまっすぐ魔王のところまで向かい倒すこともできる
アクセサリ以外の装備の要素も薄く、バッツの装備は数種類でルシーダは魔物の精液と引き換えに防御、イベントで攻撃力を強化できるのみとなっている
魔法書を購入することでバッツが魔法を使えるようになるが、MPがないので毎回触媒としてアイテムを消費する
・エロ面
バッツとのシーン5種、売春5種、モンスター敗北20種、その他イベントエロが8種ほど、エンディングが7種
バッツとのエロを除くと輪姦や触手など2穴攻めが非常に多いのが特徴
道中やダンジョンごとに敵、各町ごとに宿屋エロが変わり、町でのエロイベも多いのでエロ密度は非常に濃い
さらにほぼ全てのシーンでエッチ終盤の様子を見られる2段階構造となっている
何回も犯され、気力も尽き果ててハイライトの消えた所にさらに注ぎ込む描写は好みなので、それが標準設定されているのはとても良い点
さらに半数ほどのシーンでは触手鎧を装備していた場合の差分が用意されている
乳を嬲ったりしゃぶらせたりと凌辱をサポートし、相手の反応も変化すると面白い工夫だった
また、全裸や触手鎧のままイベントを起こすとルシーダのセリフが変化する
周回前提のゲームとして新鮮な反応が見られるので、とてもありがたい心配りだった
・感想
レベルの独自システムと周回前提のシナリオで、快適かつ奥の深い世界を作り上げた名作
レベルの上がったルシーダはバッツよりよほど強いので、序盤からセックスと売春を程よく繰り返せば楽に進める
戦闘についてはやや快適とは言えない要素があったが、詳しくは不満点としてまとめる
周回時にワープポイントの登録が維持されたり、一部イベントアイテムが残るので展開をカットできる点は非常に優秀
触手鎧や裸で進行することでイベントの台詞がだいぶ変わるのもうれしい点だった
エロはとにかく気高い戦乙女をモノ扱いしてドロドロになるまで犯すことに特化している
繰り返しになるが輪姦数時間後のシーンのある作品は珍しく、それが多くのシーンに採用されているこの作品は非常に貴重
バッツとのエロも最後まで純愛とは言いにくいので、凌辱もの好きな人にお勧めしたい
異種姦としては触手、スライム、巨根キャラとスタンダードなものが多い
不満としては、雑魚との戦闘が完全に無意味な要素であること
入手できるゴールドは雀の涙の上に売春やイベントの収入で十分な資金が入り、有用なドロップアイテムもないので戦闘をする必要がない
にもかかわらず、狭い道で追尾されたり、道をふさぐ固定シンボルでの戦闘を強要されるのはストレスになる
逃げても負けてもシンボルが消えないのも面倒な点
もう一つは、ルシーダを敗北させる手段に乏しい事
バッツの妨害スキルはデバフやスタン程度で負けるのに時間がかかり、ルシーダがAI操作のため勝手に相手を倒してしまう
防具を強化したりある程度のレベルになると防御デバフなしでは敗北できない雑魚も出てくる
全裸にしても触手鎧にしてもステータス上は鎧をつけたままなので防御力を下げることは一切できない
これにより、低レベルだと強制戦闘が面倒臭く、高レベルだとエロが見られないという二重の弊害が生じてしまっている
現状はレベルをある程度上げ、負けたい場合はHP1のまま移動、戦うときは薬草で最低限回復するという手段を取らざるを得ない
鎧を反映させて守備力を下げる、強制敗北スキルを用意する等の工夫がほしかった所である
もう一つは、前述したルシーダの初期レベルに関する点である
ルシーダのレベルは1か5から始まるが、この違いはプロローグの選択で犯し続けるか否かが影響している
バッツのレベルもこれに応じて下がっていれば良いのだが、こちらは60で変化がない
これにより、最初の週で犯す選択肢を選んでしまった場合、いくら周回してもレベル4の差が出てしまう
ゲームクリアに影響するほどではないが、レベル固定でいくらでも周回できるゲームとして致命的な点だと思うので修正を願っている
古い作品なので今から見ると快適性に欠ける点もあるが、エロとシナリオは現在にも通用する作品だったと思う
特に輪姦でこれからというところで終わる作品が多いとお嘆きの方にぜひ入手してもらいたい
ブログに攻略あります
http://urban-doujingame.com/2019/06/28/1213/