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新規レビュー 2019.03.10
レビュー更新 2019.05.10
01.ストーリー
02.おかずに使えるか
03.イラスト/グラフィック
04.ボリューム
05.コストパフォーマンス
06.システム/UI
07.面白さ/楽しさ
まず一言で言ってしまえば、ゲスい二次元欲望を満たせるエロRPGである。
ストーリーを大雑把に言ってしまえば頭がゆるくて気の弱い女の私生活に干渉するゲーム、でいいだろうか。
ボリュームも1400円台では恐らく水準以上にあり、回想シーンもかなり多い。50以上はあるだろうか。
しかも回想シーンには様々な差分があるのが素晴らしい。人によってはテキストが違うだけの水増しだろうという人もいるだろうが、シチュエーションに酔える人にとっては嬉しいのではないだろうか。
ただし、使い回しのCGも少々あるのは注意したい。それでもボリュームとコストパフォーマンスは良好な部類だと思うが。
システムとしては、いつでもEDを見ることが出来て周回可能となっている。
EDはそれまでの関係性によって内容が変化する仕組みである。極論ゲームスタートから即EDにたどり着くということも可能だ。もっともその場合は特になにもないEDとなるわけだが。
RPGとしての楽しみは他キャラとの絡みを見るために必要なくらいである。
そちらも陵辱等が存在するため、一応こなす必要はある。もっとも、バトルシステムやバランスは正直かったるいと思うのも否めない作りだが。
本作の公式紹介にもある通り、様々な関係性を持つことが出来る。
恋人関係でも、隷属させても、他の男に取らせて行為を眺めても、その他の男を排除して自分がもらっても、AV出演を見守っても、女の自宅の鍵をどこからか入手し夜這いを仕掛けても、だ。
他にも様々な関係を見出すことが出来る。と言うより、よくここまで仕上げることが出来たなと感心する。
語弊を恐れず端的にいうならば、これは女の日常を好き勝手弄ぶゲームと言っていいだろう。この薄暗く下卑たどうしようもない二次元性癖を満たせるゲームは他ではそうそう拝めない。ここは非常に評価したいところである。
プレイ内容はほぼほぼ陵辱と言っていいだろう。
覚えの限りでは二穴がないのが残念であったが、ボテ腹や産後の体型変化などニッチなところはしっかりと抑えてある。
後はNPCからの輪姦やNTR(?)などか。
プレイ内容よりもシチュエーションに重点を置いた作品であるとも言っていいかもしれない。
個人的には自宅に侵入してレイプして入浴中にレイプして夜這いからレイプするという、さながら食前食後レイプはあまりの下衆っぷりに苦笑いが出たものである。実行したのは筆者であるが。
そしてこのゲームでは関係性でセリフなどが変化する。上述したようなことをすればそこそこ嫌悪され、セリフや関係性も変化するがそれでもなおレイプに及べると言った当たりこのゲームは救いようがない。買うしかないやんこんなの。
難点はイラストとシステムだろうか。
前者は単純にこのキャラの見た目が気に入らないのならばそれでアウト、となる。
上述したが、このゲームはこのキャラの生活に干渉して楽しむのが目的であるため、魅力を感じないならばやる必要も当然買う必要もないからだ。
一応他キャラも出てくるが、記号としてはこのキャラとさして違いはないため恐らくアウトだろう。
色塗り……このように見た目は淡めの塗りであるため「ぼやけてないか?」という人もいるかも知れない。
筆者もその辺が気にかかっており、それも含めて絵のレベルからも本来はグラフィック評価は星3程度が妥当だと思われたが、好みの体型であったので色を付けて星4にした。許してクレメンス。
後者の問題だが、ウィンドウのテキストの色が一枚絵に被さりよく見づらいという点である。
一応修正した色彩修正版があり、そちらでは多少マシにはなったもののやや見づらい感は否めない。
多岐にわたる関係性からのシチュエーション変化が売り(っぽい)のに、肝心要のテキストが見づらいのでは本末転倒である。何故作者はわけのわからんフォントと色とノーウィンドウに拘るのか?そこが不可解で仕方ない。
ここさえしっかり修正されていたならシステムに星5を入れていたのに実に勿体無い……
パッケージ絵のキャラに下衆いことをしたいと思った人にはオススメ。
序盤は色々条件を満たしたり散策でかったるいだろうが、中に攻略ポイントの解説が書かれたテキストが同梱されているため、少なくとも詰まるということはないだろう。
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